2010年5月10日月曜日

先日の視察報告

平成22年5月7日
視察対象: 長岡市

視察項目:
1. 地域密着型サービス 夜間対応型訪問介護について
2. 夜間対応型訪問介護のオペレーションセンター現地視察(こぶし園)
3. 小規模多機能型介護施設(サポートセンター千手)

時間:
1. am10時~12時
2. pm13時30分~14時30分
3. pm14時45分~15時05分

説明対応: 長岡市福祉保健部 介護保険課特命主幹 小村 久子 様
       長岡市議会事務局 議会総務課長    森山 建之 様
       高齢者総合ケアセンターこぶし園 園長 小山 剛  様

1. 目  的
相模原市では現在、介護が必要にも係わらず特別養護老人ホームに入所できない方(待機者)が多い、安全・安心の観点から何か施策はないのか、と各自治体を調べたところ、夜間対応型訪問介護制度を知った。
その施策を先進的に展開している、長岡市の「社会福祉法人長岡福祉協会」高齢者総合ケアセンターこぶし園、こぶし24時間ケアサービスステーションを視察し、本市施策に反映すべく今回の視察となった。

2. 提供資料
① 夜間対応型訪問介護のガイド版
② 市民へのお知らせ(介護保険)
③ 地域密着型サービス利用ガイド
④ 現状と課題についてのパワーポイント資料
⑤ 第4期長岡市高齢者福祉計画・介護保険事業計画
⑥ その他

3. 概  要
今回現地視察した「こぶし園」では、平成18年に始まった国の施策である地域密着型サービスより遥か前の、平成12年より24時間ケアサービスを開始した。
平成18年の制度開始以降、NTTドコモと共同開発したオンコールシステムを導入し、要介護者のケア事業を展開している。

4. 感  想
地域密着型サービスに該当する夜間対応型訪問介護の事業は、要介護状態となった場合においても、システムを利用する方に可能な限り居宅に於いて能力に応じ自立した生活を営むことができるように、夜間時の定期的な巡回または、通報により利用者宅に訪問し、排泄の介護や日常生活上の緊急時の対応をおこない、居宅において充実した生活が送れるよう援助を提供している。
特に夜間帯(午後10時~翌朝6時)には、オンコールシステムが利用者に安心感をもたらしている。
利用料金も介護保険が適用され、基本夜間対応訪問介護費が月額1000円、随時訪問介護費が1回500円等々と基本料金も低めに抑えられているが、このシステムの欠点を挙げるとするならば、テレビ電話での通信のため、30円/秒と通信費が異常に高額になるのが課題と考えられる。
また、利用者が発信機の側にいないと、映像が発信されないので状況把握に難があると思われる。
日進月歩で、通信機器についても進化していると思われるので、新機種導入も視野に入れ、利用者負担の軽減も併せ、今後の検討課題になるのではと考える。
本市に於いても、特別養護老人ホーム待機者に対し、少しでも安心を与えるとするならば、このようなシステムを早急に導入し、介護社会を充実していかなければならないと考えさせられた視察であった。

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