2018年2月14日水曜日

相撲界を考える

相撲界には長い歴史と伝統を踏まえ、さまざまな仕来りが継承されている。
その多くは良い面と思われるが、多少なりとも課題もあると考える。
例えば、将来有望で順調に進めば相撲界を背負ってたつような力士が挫折する・・・理由はさまざまだが、損失感も否めない。
一度部屋に入門すると、部屋の事情(師匠定年で部屋継承者不在等)がない限り移動できない制度となっている。
一部からは、不祥事続きで自浄能力がないと言われているが、特殊な組織形態が課題克服の足かせになっているようにも感じる。
中学を出て、右も左もわからない子を力士として育て上げ、一人前の社会人にするためにも実の親子のような関係を築いていかなければならない。
相性が合えば良いのだが、裏目に出た場合残念な結末となってしまう・・・
そこで、某大学の教授の意見として、若手力士にフリーエージェント制度を導入したらどうか?というアイデアがあるそうである。
長い歴史を鑑みた場合、無理があるように感じるが、どこかで伝統をぶっ壊すくらいの改革を進めなければならないのかな・・・と考える。

古内 明 公式HP

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