2012年4月23日月曜日

野生の本能

クマ牧場事故の報道で思い出した事・・・

野生動物は、どこまでいっても野生動物である。人間が飼い馴らしている(今回のクマは飼いならされているとは思わない)つもりでも一瞬で獰猛と化すし、頭も良い。

30数年前、「あらいぐまラスカル」というアニメが放送されていた。そのラスカルがアライグマブームに火をつけペットショップ等が北米から輸入し販売(現在、法により原則禁止)されたのが不幸の始まりであった・・・
という話を伺い、初当選した翌年の平成20年9月定例会において、有害鳥獣対策の中で「アライグマ等による被害状況と対策について」という一般質問をおこなった。

アニメの中では、丸々としてユーモラスな容姿で人懐っこいという印象を与えていたが、実際のアライグマはそうではない。想像もできないほどに気性が荒く、成獣になる頃には人間との共存は極めて困難である。質問をおこなうにあたり、実際に飼育していた方に話を伺うと、噛まれたり引っ掻かれたりでの怪我は日常茶飯事だとの事であった。

そのような関係で、家庭での飼育が困難となり、山に投棄された事が発端となり増殖し続けている。

人間の都合で飼われ、人間の都合で棄てられる・・・棄てられた方だって必死で生きている事はわかるが、日本固有の生態系を破壊するような外来種である事には間違いない。

そのため、アライグマには気の毒だが引き続き対策(防除等)を講じていかなければならない。

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