平成24年度の予算提言の詳細を報告いたします。
各区の重点項目
緑 区
人 口 177,100人
世帯数 71,203世帯
面 積 253.81㎢
1 津久井広域道路の整備と沿線における拠点開発の促進
「さがみ縦貫道路」のアクセス道路でもある津久井広域道路を平成26年度までに、新小倉橋から根小屋までの計画的な整備を行う。
また、川尻大島界地区では、さがみ縦貫道路(仮称)城山インターチェンジ周辺地区の新たな産業拠点づくりに向け、土地区画整理事業を促進する
2 (仮称)緑区合同庁舎及び立体駐車場の整備
行政サービスや保健福祉サービスの向上を図る為、平成24年度開所を目標に計画的な整備を行う
3 バス交通基本計画の策定と乗合タクシーなど交通不便地域の対応
市民にとって利用しやすいバス路線網を構築するとともに、交通不便地区でのコミュニティバス・乗合タクシー路線の充実を図る
4 森林ビジョンの推進と水源地域資源の活用推進
相模原の緑の保全の為「森林ビジョン」に基づく林業振興施策を実施する
5 新たな火葬場整備の検討
古淵の火葬場に加え、古淵の火葬場の利用が不便な津久井地域への火葬場整備を促進する
中央区
人 口 265,703人
世帯数 111,730世帯
面 積 36.84㎢
1 小田急多摩線の田名・愛川方面への延伸
町田市などと連携し地元自治体の協議を整え、小田急多摩線の田名・愛川方面への延伸実現に向けた取り組みを推進する
2 相模原駅周辺地区整備推進事業
一部返還が合意された相模総合補給廠用地を含む周辺地区について都市基盤整備や導入施設、事業手法等の検討を行うとともに、共同使用区域へのスポーツ・レクリェーション施設の検討を進める
3 キャンプ淵野辺留保地整備・促進
「キャンプ淵野辺留保地整備計画」に基づき、公園や体育館、武道館機能を有する総合体育館施設の整備に向けた検討を進める。
4 新たな学校給食センター等の整備促進
上溝地区にある旧食肉公社跡地に、老朽化した清新学校給食センター に代わる新たな学校給食センターや公園等を整備する。
5 横山公園陸上競技場の再整備
相模原麻溝公園競技場との機能のすみ分けを図り、サッカーなどの球技のほか、ニュースポーツやレクレーション、イベントなど多目的な活用ができるように再整備を行う。
6 小山・清新・星が丘公民館の大規模改修
開館から長期間が経過し、老朽化した公民館について計画的な大規模改修を行っていく。
南 区
人 口 273,620人
世帯数 119,868世帯
面 積 38.18㎢
1 南区合同庁舎の大規模改修
区役所が新設されたことにより来庁者数も増加し、区民の利便性の向上を図ること、さらに開所後28年が経過したことにより大規模改修の必要性が生じたため。
2 「相模大野駅西側地区・小田急相模原駅北口B地区市街地再開発事業」の促進
計画的な相模大野駅、小田急相模原駅周辺の市街地再開発事業の促進
3 新しい交通システムの導入に向けた取り組み
南部地域の拠点間を結ぶ期間的な公共交通として、新しい交通システムの導入に向けた取り組みを行う
4 県道52号(相模原町田)道路改良事業
さがみ縦貫道路の(仮称)相模原インターチェンジにアクセスする
道路として整備し、座間、町田方面への接続向上を図る
5 当麻地区整備促進事業
(仮称)相模原インターチェンジ周辺地区という立地特性を生かし
た複合的な機能を有する新たな産業拠点として整備するもの。
6 こもれびの森の整備
総務局 「指定都市さがみはら」を全国に発信!
多くの人や企業から「選ばれる都市」となるため及び更なる本市発展と知名度向上のため、シティセールスを一層推進することにより、本市の魅力を全国に発信し、イメージを向上させていくことが求められています。
そのために、シティセールスコピーである「潤水都市さがみはら」のさらなる浸透を図ることはもちろんのこと、市長によるトップセールスや官民協働によるイベントの開催など、幅広い取組を展開するよう努められたい。
また、シティセールスにおいては、全国に先駆けた独自の施策の実施や条例の制定なども重要であることから、これらを強力に推進できる体制確立のため、職員の意識改革と資質の向上に、引き続き取り組まれたい。
さらに基地問題については最終的には全面返還を目標とするが、現時点では相模総合補給廠の一部返還の早期実現に向け取り組まれたい
重点項目
1 シティセールス
・ 「潤水都市さがみはら」の更なる浸透と市長による全国へのトップセールス(企業誘致・観光振興・独自の文化他)
・ 本市の魅力を内外に向けて積極的に発信することと、市民への周知による活動の連携、「政令指定都市・相模原」のイメージアップ等、「シティセールス」の戦略的な取り組み
・ 各種団体との連携によるシンボルイベントの開催と効果的なPR
・ 地域遺産認定制度の取り組み推進
2 米軍基地対策
・ 相模総合補給廠一部返還用地の無償譲与など、基地に係る財政負担の軽減及び跡地利用に対する国の財政支援の確保等の具現化推進
・ 相模総合補給廠西側野積場一部共同使用用地における、地元の土地利用早期実現に向けた具体的な取り組み
・ 米軍空母艦載機、ヘリコプターによる騒音の軽減への取り組み
・ キャンプ座間ゴルフ場外周道路や相模原住宅地区ウオーターフィルタープラント区域等返還に向けて協議の推進
・ 米軍基地返還市民協議会で要請・要望されている諸事業の推進
3 国際化の推進と平和意識の普及
・ 新「さがみはら国際プラン」に基づく国際交流事業の推進
・ 「市民平和のつどい」の開催等を通じた、平和意識の普及啓発活
動の推進
4 市民への情報提供と市民意見聴取の充実
・ コールセンターに寄せられる「市民の声」の市政反映方策の確立(コールセンター業務の充実)
・ 広報紙やホームページ等によるさらなる情報発信の推進
・ 歴史的公文書の公開、保存に向けた郷土資料館の創設等に向けての体制整備の検討
5 組織、人員体制
・ 重点施策に係る人員と組織体制、及び予算措置等財政面のバックアップの強化
・ 政策形成能力等の向上を図るための職員研修の実施
・ 各局における専門的な人材育成の支援
・ メンタルヘルス対策を中心とする総合的な職員健康管理の推進
企画市民局 「持続可能な都市・市民が誇れる都市」を目指して
昨年4月に指定都市に移行し大都市の仲間入りを果たしたが、九都県市首脳会議や、指定都市市長会などを通して、税財源移譲を含めた更なる地方分権の推進を図ることにより、責任を持った行政サービスを提供する努力を怠ってはならない。このため、財源確保策としての産業振興等、積極財政策の推進、市政運営の効率化また、「区民会議」「まちづくり会議」等の活性化を図り、行政主導の会議から市民が主役となる運営体制への移行を進められたい
また、相模原都市経営アクションプランの推進や事務事業評価への取り組みなど更なる行政改革を推進し、庁内分権を一層進められたい
また、防犯対策、交通安全対策、消費者の保護と自立への支援など安全で安心して暮らせるまちづくりに向け諸施策を推進されたい
重点項目
1 指定都市としての行政運営
・ 新・相模原市総合計画のタイムリーな情報公開を含めた進行管理
・ 広域的課題の解決に向けた九都県市との連携・交流の推進
2 行政改革・庁内分権
・ 「さがみはら都市経営ビジョン・アクションプラン」に基づく行政改革の推進
・ 区の特色を活かす、区提案制度の創設、及びパートナーシップによる協働のまちづくりの推進
・ 区直接配分予算の充実と独自事業の施行に伴う広域拠点の確立
・ 副市長制、区役所制、局制による政策決定権限の拡大(庁内分権)と独自の判断による市政運営の推進・職員の力量発揮が可能な組織体制と責任感の醸成による業務効率の向上
3 財政運営
・ 国の新規施策や制度改正等への迅速な対応と、柔軟な財政計画の策定
・ 国に対する補助金制度及び交付金制度の見直し要求
・ 国直轄事業負担金の廃止要求
・ 財政の健全性の維持と新たな行政需要に対応できる財政基盤の確立
・ 新地方公会計制度の積極的な活用
・ ネーミングライツ、有料広告や市有財産の貸し付け、未利用資産の売却整理など積極的な財源の確保
・ 公共施設のLED化の促進
・ 主な財政指標の的確な検証と本市独自の財政指標の検討
・ 市税の全庁的な徴収体制の強化・推進
4 総合的、計画的な土地利用と施設管理
・ (仮称)公共施設白書の作成と適正配置の検討
・ 市役所周辺公共駐車場の立体化(地下を含む)等整備の促進
・ 合併後の緑比率増大確保による旧市域の土地利用の見直しによる有効活用
・ 合併特例債活用による津久井地域の公共施設整備等への積極的な取り組み
5 高度情報化への対応・電子自治体の推進
・ 都市経営とITガバナンスを一体として推進するための体制構築
・ 市内立地の中小情報関係各社との連携による自治体関連の情報化促進、中小企業の更なる発展のための支援・充実を進め、企業誘致への基盤整備強化、及び優位性の確保を図る
・ 自治体クラウドの推進及びセキュリティー対策の推進
・ システムのバックアップ体制の構築など危機管理対策の推進
6 市民との協働とコミュニケーションづくり
・ 自治会やNPO法人、スポーツ、文化等各種団体の活発な活動に向けた支援
・ (仮称)市民協働推進条例の制定に向けた取り組みの推進
・ 市民と市が協力連携して行う、協働事業提案制度の充実と定着化推進
・ 津久井地域への火葬場整備の推進
・ 県からの権限移譲によるパスポートセンターの設置とそれに伴う連絡所機能の併設
・ 津久井地域における証明書発行請求機設置
7 文化の香り高いまちづくりに向けて
・ 美術館整備に向けた検討と収蔵美術品の充実
・ 新「さがみはら文化振興プラン」に基づく市民文化の向上と振興を図るための施策の推進
・ 災害時、情報システムの早期立ち上げの方策と業務の継続性に向けた方策の検討
・ 地域に根差した歴史と伝統を誇る特色ある祭や文化の掘り起こしと維持支援による地域活性化
・ 落書き防止条例の推進について
8 安全に暮らせる都市の実現に向けて
・ 犯罪防止と安全な市民生活確保のための警察官の増員、交番の増設推進、街頭緊急通報システム(スーパー防犯灯)の設置への取り組み(県へ要望)
・ 児童の登下校時等の安全見守り活動の推進など地域安全活動団体の支援
・ 相模原南警察署の南部中心地への移転等の促進。(県へ要望)
・ 青色回転灯装備車両の配備活用事業の充実と、車両所有自治会への維持管理費の助成
・ 高照度型防犯灯設置の推進
・ 多重債務者相談事業の拡充
・ 消費者の保護と自立支援の強化
・ 駐車場を始め手狭な津久井署の県合同庁舎跡地への移転の可否の検討
健康福祉局 「福祉都市の実現へ ともに支えあい安心して生活できるまち」を目指して
政令指定都市移行に伴い、3区において子ども家庭相談、精神保健福祉、生活保護の業務等が開始され、より身近で地域に密着した行政サービスの提供がますます重要となっているとともに、政令指定都市移行の効果を市民が実感できる行政運営が求められております。
ともに支えあう地域社会の実現、幅広い市民参加による新たなコミュニティの形成、次代を担う子ども達の健やかな育成など出産から育児、健全な青少年育成、生涯におよぶ安全で安心な生活の環境づくり、高齢者福祉の充実や積極的な社会参加の促進、生涯を通じて心と体の健康づくりなど、すべての人々が安心して快適に暮らし、自由に社会参加できるよう、バリアフリーの推進に努め、福祉都市実現に向けた取組みを進めていただきたく期待しております。
子育て支援策の重要な課題である保育所・児童クラブの待機児解消に向けた一層の取組み、児童厚生施設の見直し、親子サロン等の育児不安解消への取組みなど、更なる子育て支援の充実に努められたい。
また、都市化や核家族化に伴い、地域社会の相互扶助機能の低下や、家庭内介護力の低下の中で、支援を必要とする高齢者を支える地域包括ケアの体制など、福祉社会の創造に向けた行政サービスの推進に努められたい。
さらに、新たな課題や多様化する市民ニーズに的確かつ迅速に対応するため、福祉・保健・医療の連携によるサービスの提供体制の整備、新しい公共の創造や民間事業との連携を図り、専門性の高い人材の確保と養成に意を払い、局内の連携を強化し総合的な福祉施策の推進に努められたい。
なお、義務付け・枠付けの見直しや権限移譲などの地方分権改革に的確に対応するとともに、新たな事務・権限を十分に活用し、更なる市民サービスの向上につなげられたい。
重点項目
1 ともに支えあう地域社会の実現に向けて
・ 福祉・保健・医療の包括的な政策と総合的な企画調整機能を有する組織の設置
・ 精神疾患を含めた5大疾病また緩和ケア体制整備などを取り入れた新たな保健医療計画の策定
・ (仮称)北地区保健福祉センター(緑区役所)の早期建設に向けた整備の推進およびメディカルセンター併設への取組み
・ 生活保護費の適性受給へ向けた取り組みの推進
・ 新型インフルエンザ等の感染症発生時における健康危機に対応するための医療体制の充実
・ 政令指定都市移行後の業務を推進するため、専門的知識を有する職員の確保と育成
・ 休日・夜間における疾患別医療体制の推進
・ 一次、二次、三次救急医療体制の更なる充実の向け医療関連機関との連携を図る
・ 障害福祉施設等(知的障がい児・重症心身障がい児施設等)の整備促進
・ 精神障がい者地域活動支援センター設置事業のさらなる推進
・ 福祉文化都市を目指しバリアフリー施策の推進
・ 災害時要援護者への支援体制の強化
・ 災害時医療救護体制整備事業の推進
・ 民生委員・児童委員活動への支援
・ 発達障害者支援センターの整備の推進
2 子ども達が健やかに、人間性豊かに育つ社会づくりに向けて
・ 児童相談所の相談体制の充実と、青少年相談センター等の関係機関との連携強化
・ 社会的養護体制の充実(里親の拡充・児童養護施設・乳児院の整備促進)
・ 子育て短期支援事業の推進(ショートステイ事業)
・ 児童虐待防止啓発等の充実
・ 保育所待機児童解消のための積極的な事業推進(施設整備による入所定員の拡大・認定保育室への支援等)
・ ふれあい親子サロンや子育て広場事業など地域における子育て支援策の一層の推進
・ 児童厚生施設計画の推進(児童館機能のある施設の整備、児童館の建替え等)
・ 児童クラブ待機児童対策や大規模児童クラブの解消などさらなる整備推進
・ 児童館・子どもセンターとの整合性検討を行うとともに総合的な子どもの見守り体制の構築を行う
・ 津久井地域の老朽保育所の建替え整備
・ 中高生の放課後居場所づくりの推進
・ 子宮頸がん予防ワクチン・ヒブワクチン・小児用肺炎球菌ワクチンの無料接種の継続実施
・ 障害児の療育支援の充実
・ 病児・病後児保育事業の推進
3 地域に見守られ支えられて、いきいきと暮らす高齢者社会実現
に向けて
・ 第5期高齢者保健福祉計画(介護保険事業計画)の円滑な推進
・ 後期高齢者医療制度など医療制度改革への的確な対応
・ いきいきと在宅で生活するための医療・看護・こころのケア対策の総合的支援体制の構築
・ 団塊の世代を含めた高齢者の社会参加のための生きがいづくりと、ボランティアなどの社会貢献活動の推進
・ 介護サービス需要が増大する中、介護人材の安定的な確保をするための支援策の充実
・ 福祉・医療・介護及び地域ケアマネージャーとの連携を図り、地域ケアサポートの育成をはじめ、在宅サービスメニューを充実した在宅介護体制の推進
・ 地域包括ケアシステムの構築を図るため中核的機関である地域包括支援センター機能の充実・強化
・ 高齢者虐待防止対策の推進(早期発見・早期対応)
・ 認知症疾患医療センターの早期設置など認知症対策の総合的な推進
・ ひとり暮らし高齢者等への見守り・支援体制の強化
・ 特別養護老人ホーム・グループホーム等施設整備の促進
・ 生活圏域レベルにおける介護予防の推進
・ 各種高齢者施設への入所待機者解消への積極的な取り組みを行う
4 健やかなこころと健康な体づくりの推進に向けて
・ 精神保健福祉センター業務の充実
・ 自殺総合対策の推進
・ 特定保健指導など生活習慣病予防にむけた取組みの推進・ 健康危機管理体制の充実(食品の安全性の確保、感染症の予防対策等)
・ がん検診の受診率の向上による早期発見と医療費の削減による健康増進
・ 国保の安定的な財政運営の構築
・ こんにちは赤ちゃん事業の推進
・ 特定健康診査事業の充実と受診向上への対応策への推進
環境経済局 「産業振興と環境共生都市の実現」を目指して
急激な円高や株価の低迷などによる消費力の低下、さらに、東日本大震災によって日本経済は、大きな打撃を受けました。
本市を取り巻く経済情勢も大変厳しい状況にあるが、緊急経済対策や今年後半に発行されるプレミアム付き商品券を有効に活用し、産業振興の一層の推進と市内中小企業への支援及び雇用の創出の拡充により、経済の安定化に寄与することが期待されています。
また、津久井地域の豊かな自然環境資源を活用し、観光振興策、農・林業振興策、環境施策などの基本計画に基づいた施策の具体化を推進されたい。
さらに、ごみの資源化・減量化を一層推進するとともに、水資源の保全・活用など循環型社会の形成や環境負荷の軽減に向け、積極的な取り組みを推進されたい。
重点項目
1 広域交流拠点の政令指定都市に向けて
・ 中心市街地への事業系・サービス業系企業の誘致推進
・ 都市拠点性を高める先端産業の誘致と新たな企業立地の推進
・ さがみ縦貫道(仮称)相模原及び(仮称)城山インターチェンジ周 辺の産業用地の早期創出と産業集積の推進
・ 工業系地区計画の促進など工業用地保全の推進
2 政令指定都市としての産業振興と、農林業・商工業の振興に係わる市民との協働と支援
・ 津久井地区の金原工業団地への企業誘致促進
・ 公共事業の市内企業への優先発注
・ 市内産業の競争力強化への支援等産業振興の推進
・ ものづくり産業の振興と人材の育成確保
・ 相模大野駅周辺の商店会の連携による商業の活性化への支援
・ 空き店舗対策の推進で商店街活性化への推進
・ 中小企業の融資制度などの経営安定化対策の充実
・ 津久井地域の農道・林道等の整備促進と農地・山林の再生・活用策の取り組みの強化
・ 農業・林業の担い手の養成・確保と支援策の充実、農産物ブランド化への推進
・ 「さがみはら森林ビジョン」の推進
・ 高年齢者や一般的若者、障害者への就職支援の充実
・ ニート・フリーターへの就労支援の推進
・ 産学連携支援(研究開発)事業の拡充
3水や緑など豊かな自然の保全と、環境に配慮した地域社会の形成
・ 環境と共生する都市に向けた総合的な地域温暖化対策の充実
・ 地球温暖化対策実行計画の取り組みと推進
・ 循環型社会の形成に向けたごみの減量化・資源化の更なる推進
・ 水源地域の環境保全に向け、産業廃棄物、粗大ごみ等の不法投棄対策の推進
・ 一般ごみ収集体制の再構築による職員定数削減と、ごみ収集業務の民間委託の推進
・ サル、イノシシ、シカ、アライグマなど有害鳥獣による被害防止対策と捕獲の強化、及びヤマビル撲滅対策の推進
・ 河川の漁場修復と整備および、魚族の生息環境の保全
・ 麻溝公園競技場の第一競技場の整備と、第二競技場として相応しいスポーツ環境を整えた整備(アンツーカーと芝生)の促進
・ (仮称)三井親水公園の整備計画の検討
・ (仮称)城山中央公園や湖月荘跡地の用地取得および、整備の推進
・ キャンプ淵野辺留保地の自然環境、景観に配慮した市民利用の促進が図られる整備計画の策定
・ 森林環境の保全・再生に向けた森林整備や木材活用策と水源の森林づくり事業の推進
・ 一般廃棄物最終処分場を活用したメガソーラー発電所設置の研究の推進
・ 企業への太陽光発電設備設置に対する支援の検討
・ 雨水活用の促進
・ 津久井湖周辺崩落対策と整備の取り組み
・ 津久井湖の湖面活用と湖畔回遊散策路の整備計画の策定
4 魅力ある観光資源の整備と余暇利用設備の充実
・ 新「観光振興計画」の着実な推進に向けたエリア別計画の策定推進と計画に基づく事業の支援
・ 地域資源・地域特性を活かした観光事業と活性化の支援・推進
・ 勝坂遺跡・田名向原遺跡・津久井地域の史跡や歴史文化財とのネットワーク化を図り、魅力ある観光資源としての活用
・ 津久井湖の湖面活用と湖畔回遊散策路の整備を図り観光活性化を推進
・ 相模湖畔周辺活性化計画の事業推進、ふるさとの森の整備検討
・ 「三太の里」道志川周辺活性化計画の策定および事業推進
・ 相模川自然の村(清流の里)の施設改修
・ 勝坂公園・八景の棚公園、中村家住宅、当麻無量光寺の観光ネットワーク整備
・ 相模の大凧文化の保全、新磯地区観光施設整備の促進
都市建設局 「魅力と活力あふれる住み良い都市の創造」を目指して
首都圏南西部における広域交流拠点都市としての役割を果たしていくため、産業、経済、文化の交流の軸となる広域的な交通ネットワークの充実と、多様な高次都市機能の集積や良好な都市環境の創出など都市力を高めることが求められています。
まちづくりでは相模原駅周辺まちづくり計画への取組み、相模大野駅西側地区市街地再開発事業など大規模プロジェクトは政令指定都市各区の表玄関であり、厳しい財政状況ではあるが計画的な事業推進を望む。また、公共交通の整備としては、リニア中央新幹線の建設促進と市内駅設置の実現に向けた取り組み、小田急多摩線延伸については町田市・愛川町と連携した取組みを求めます。道路事業では国との連携を図ることによりアクセス道路を含めた「さがみ縦貫道路」の遅延のない整備など市民のニーズに迅速に対応した事業の推進に取り組まれたい。
重点項目
1 政令指定都市に相応しい総合的・計画的なまちづくりの推進
・ 相模総合補給廠一部返還予定地を核とした相模原駅周辺地区まちづくり将来構想の策定に取り組まれるとともに、駅近接による利便性を生かした首都圏南西部広域交流拠点に相応しい大型交流施設や、市役所を始め公共施設の集中化構想など、ランドマーク地区のまちづくりの推進
・ 相模大野駅西側地区市街地再開発事業の促進
・ 多様な都市機能の集積を図る橋本駅周辺地区の整備促進
・ 広域交流拠点の具体化に向けた検討
・ 地域特性を生かした魅力ある景観、心を豊かにする景観の形成
・ 市街地における産業活動と住環境が調和した土地利用の推進
2 再開発事業・区画整理事業の推進
・ 小田急相模原駅北口B地区市街地再開発事業の促進
・ さがみ縦貫道路インターチェンジ周辺における新たな産業拠点の形成
・ 当麻、川尻大島界、麻溝台・新磯野地区における土地区画整理事業の促進及び推進、金原・串川地区におけるまちづくりの推進
3 公共交通網の整備・交通施設整備
・ リニア中央新幹線の建設に関連し、本市内への中間駅設置課題への取り組みや車両基地建設計画の具現化への取り組み
・ 近隣市町との連携による、小田急多摩線の市内及び愛川町方面への乗り入れの早期実現
・ 新しい「総合都市交通計画」の策定
・ 市内公共交通ネットワークの充実(都市計画道路、新しい交通システム、大野北地区へのコミュニティバス導入など)
・ バス交通関連事業の推進(バス交通基本計画の策定・田名地区バス乗り継ぎ施設整備の推進、三ヶ木発三井・中沢経由橋本路線の実証運行)
・ 新磯野・麻溝台地区から南区役所へのバス等路線整備
・ 橋本南地区の交通重要マネジメントの取り組みの推進
・ 放置自転車対策の充実・強化と自転車の適正利用の推進
・ JR相模線複線化の推進
・ JR横浜線相模原駅周辺の連続立体化への取り組み
・ 自動車駐車場事業の運営
4 機能的で質の高い道路整備の推進
・ 新道路整備計画の計画的な実施と土地公社からの道路用地の計画的な買い戻し
・ さがみ縦貫道路の整備促進とインターチェンジアクセス道路(津久井広域道路、県道相模原町田)の整備推進
・ 都市計画道路の早期整備(相原宮下線・相原大沢線・宮上横山線・相模原二ツ塚線・相模大野線・淵野辺駅上矢部線・弥栄上鶴間線・相武台40号線他)
・ 国道16号の交通渋滞の緩和と橋本駅南入口交差点横断地下道の設置及び電線類の地中化の促進
・ 県道51号(町田厚木)の早期整備による交通渋滞の緩和
・ 県道515号(三井相模湖)千木良バイパスの早期整備と赤馬地区の道路改良整備事業の推進
・ 高田橋際交差点の右折レーンの設置など、県道54号(相模原愛川)の交通渋滞緩和策の推進
・ 地域における道路ネットワークの形成(市道新戸相武台・相模総合補給廠北側外周道路他)
・ 主要幹線道路等の渋滞解消並びに安全対策として、交差点改良(二本松交差点、幸延寺入口交差点、上中の原交差点)や立体交差化事業(〈都〉相原宮下線・〈都〉宮上横山線)の計画的な推進
・ 狭隘道路など生活道路の整備促進
・ 津久井地域の生活道路等整備事業の推進
・ 独立行政法人国立病院機構相模原病院の南側道路拡幅工事の推進
・ 市管理橋梁の長寿命化修繕計画の策定及びその推進
・ 矢部駅踏切改良事業
・ 市道桜台3号ほか道路改良事業
・ 県道510号(長竹川尻)の串川地区内の通学路歩道整備
5 水質保全と生活環境の向上の推進
・ 公共下水道(汚水)及び水源環境保全税を活用した市設置高度処理型浄化槽の整備促進強化(津久井地域)
・ 水道整備計画(地域水道ビジョン)に基づく簡易水道等の計画的な整備
・ ゲリラ豪雨に対する浸水・排水対策の推進
・ 河川改修や雨水排水施設の整備など、雨水対策基本計画に基づく緊急雨水対策事業の推進と都市型水害への対策
・ 河川の水質改善のための合流式下水道の分流化の推進
・ 下水道維持管理計画の策定及びその推進
・ 東清掃事業所の跡地利用計画の早期策定
6 安全安心に暮らせるまちづくりの推進
・ 市営住宅の計画的な整備
・ 既存住宅の耐震改修工事への補助制度の積極的なPR
・ 高齢者や障害者及び住宅に困窮する世帯など、市民誰もが自立安心して暮らせる住環境の創出
・ 住宅リフォーム助成事業の推進
・ 交通安全施設等整備事業の推進
消防局・危機管理室 「市民が安全で安心して暮らせる都市 相模原の実現」を目指して
市域の拡大や複雑多様化する災害に迅速かつ的確に対応するため、消防力の充実や、増加しつつある救急需要に的確に対応した救命率の向上など、市民が安全で安心して暮らせる街であることが求められています。
東日本大震災の教訓を生かした防災対策の検討やゲリラ豪雨など風水害の自然災害への対応、地域防災力の強化、救急体制の充実、感染症が発生した場合の対応、救急救命士の養成など救命率向上施策を推進されたい。
重点項目
1 救命率の向上
・ 市内全域での救急体制の充実と各種医療機関との連携強化
・ 救急高度化の推進(救急救命士等の計画的な養成)
・ 救急車の適正利用の普及啓発の推進
・ AED等の応急手当の普及啓発推進
2 防ぎょ体制及び火災予防対策の充実と市民への周知
・ 特別高度救助隊、緊急消防援助隊、国際高度救助隊の組織運営強化および体制の充実
・ 消防力整備計画に基づく、消防署・消防車両及び資機材の整備推進
・ 防災ヘリコプター導入へ向けた検討への着手
・ あらゆる状況に応じた救助体制の充実と資機材整備の推進
・ 高層ビル・雑居ビル等の避難時の安全性確保を図るため、査察・指導等の予防対策強化
・ 電波の有効利用と消防活動の高度化を図るためのデジタル消防救急の整備促進
・ 津久井地域の消防力の強化と山林火災、崩落、山岳事故の発生防止対策
・ 北部・津久井地域の防災消防訓練場の設置への取り組み
・ ドクターヘリ基地の人口芝生化の推進
3 消防団活動への支援
・ 消防団員の積極的な確保による充足率の向上
・ 各消防団資機材の充実と、装備品の計画的更新
・ 各消防団車両へのAED標準装備等、消防団活動環境の充実
・ 消防団の新組織編成に伴う機能の強化
・ 少年・少女に対する防災教育の推進や防災訓練への参加促進
・ 旧市内5分団救急消防の未整備地区の解消(麻溝・相原地区)及び消防分署の新設と統合を進める
4 危機管理体制の充実
・ 相模原市危機管理指針の相模原市地域防災計画をはじめとした3つの計画に基づく諸施策の推進
・ あらゆる災害に対応した危機管理体制の拡充
・ 防災センター機能の充実
・ 自主防災組織の一層の活性化に向けた支援策の充実
・ 避難所運営組織体制の構築の推進と避難所運営訓練の拡充への支援
・ 地域防災拠点の備蓄品整備の推進
5 東日本大震災の課題を踏まえた危機管理体制の点検・見直し
・ 震災で課題となった事項の検討及びこれを踏まえた行動計画、マニュアルの策定
・ 既存の地域防災計画の細部計画・マニュアルの見直し
・ 国の防災基本計画、地震被害想定等見直しの動向把握と地域防災計画見直し向けた準備
・ 自衛隊や米軍との連携を図るなど更なる防災訓練の拡充
・ 防災体制の見直しによる安全の確保・・・防災設備、情報機器の見直し充実と非常時の情報発信・受信体制の普遍性の確立(震災等発生時の帰宅困難者への対応体制の確立)
・ 平常時の放射線量の測定など監視体制の強化
教育局 「人が財産」のさがみはら教育と生涯を通じた「学び」の形成を目指して!
相模原教育プランの具体化や政令指定都市移行に伴う、教員の採用試験(県と共同)の初めて実施のさがみ風っ子教師塾の塾生が本市立学校への採用、新しい教職員研修の開始など、教育力、教師力の向上に向けた体制強化が求められています。また、校舎の大規模改修の推進など教育環境整備の加速促進に努められたい。
また、家庭・地域との連携で地域の防犯力を高めるなど子供の安全・安心への更なる取り組みや、生きる力を育む学校教育を更に一層推進されたい。
また、生涯を通じて学びを継続し、スポーツや芸術文化活動などによる市民の新たなネットワークづくりと、心豊かに活き活きと暮らすことができる生涯学習社会の構築に努められたい。
教育行政へのニーズや関心の高まり、学校環境の整備など教育予算の確保が重要であり、教育委員会の総力を結集して最大限の努力をされたい。
重点項目
1 教育行政の推進
・ 「相模原市教育振興計画」の着実な推進
・ 少人数指導等支援事業の充実と非常勤講師の配置
・ 青少年・教育相談事業の充実
・ きめ細かな特別支援教育事業の推進
・ 相模原を愛し意欲と情熱にあふれる教職員の主体的採用
・ 「さがみ風っ子教師塾」による人材育成と充実した教職員研修の実施
・ 教職員の健康保持、増進等事業の推進
・ 学校の情報化推進のため、学校間ネットワークシステムの増強、空き教室のパソコン配置等教育効果の向上
・ 市内小中学校の子どもの学ぶ意欲や学力を調査し、学力向上に向けた積極的な取り組みの実施
・ 支援教育推進プランの着実な推進
・ 信頼される開かれた学校づくりのための学校評価システムの実施
・ 創意ある教育活動の推進など学校教育研究事業の推進
・ 部活動の充実、活性化の促進と部活動技術者派遣事業の充実
2 学校教育環境の整備と相談体制の充実
・ 中学校完全給食(緑区と中央区の一部)への取り組み
・ 小中学校の校舎改修・屋内運動場の改修・学校トイレの改修・給食施設等、学校施設整備の推進
・ 騒音対策や臭気対策対象学校への早期エアコン設置と他の学校へのエアコン設置に向けた課題の整理
・ 児童・生徒の通学路等の安全対策強化と児童生徒の見守り活動推進
・ 不登校児童・生徒に対する支援教室および相談体制の充実
・ 発達障害のある児童・生徒への理解と援助体制の充実
・ 相模川自然の村・野外体験教室・やませみでの自然体験・農業体験、ものづくりなどの体験学習の更なる推進
・ 大地震に対応した避難訓練や交通安全教育の推進
・ 麻溝小学校の大規模改修の促進、麻溝地区小・中学校の新設に向けた取り組みの展開
3 スポーツ振興
・ 相模原市スポーツ振興計画の着実な推進
・ 相模原麻溝公園競技場整備事業(第二競技場整備)、銀河アリーナでのスケート通年化のための改修事業の推進
・ 横山公園陸上競技場再整備などスポーツ施設の改修・整備の推進
・ 体育館と武道館機能を有する総合体育施設の整備の検討
・ ホームタウンチームへの支援
・ 総合型地域スポーツクラブの創設・育成支援
・ 相模原総合補給廠の共同使用区域へのスポーツ・レクリェーション施設の将来的な整備の在り方の検討
4 生涯学習社会の形成
・ 公民館の計画的な大規模改修工事の実施
・ 社会教育施設の改修・整備の推進
・ 尾崎咢堂杯「演説大会」の充実と支援体制の構築
・ 図書館の建替え計画に向けた基本計画実施の推進
5 文化財の保護
・ 文化財の公開や普及事業による学習機会の増大など活用促進事業の推進
・ 史跡勝坂遺跡と小原宿本陣保存整備の推進と学校教育への活用
・ 中村家住宅の保存整備と史跡勝坂遺跡・八景の棚公園との一元化
・ 尾崎咢堂記念館の整備と資料展示
等々、各区や各局ごとに予算提言をさせていただいた。
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