2022年7月1日金曜日

本日、早朝より古淵駅頭

昨日、6月定例会議が閉会した。
上程された議案については、議案第77号以外はすべて可決された。
否決された議案は、国会議員や県議会議員を自治功労表彰の対象に…というものであったが、自民党市議団とうして如何なものか!とういことで、昨日議場において反対討論をし、賛成少数で否決された。
内容は… 

自由民主党相模原市議団を代表して、上程されております議案第77号 相模原市表彰条例の一部を改正する条例に、反対の立場から討論を行います。

本議案は、国会議員及び県議会議員を自治功労表彰の対象となる職に追加するものであります。

現行の表彰条例において自治功労表彰の対象とされている市長や市議会議員等については、本市市政に日々直接的に関わり、二元代表制を基本に市政発展に注力し、条例第6条第1項に規定されている「市政の進展、本市の公共の福祉の増進」等に寄与する者として、一定の市民理解が得られているものと考えるところであります。

一方で、国会議員及び県議会議員の功労については、国及び県において表彰制度が既に設けられており、本市がその功労を表彰することについては、違和感を拭えません。本市市政に直接的な貢献が認められる場合に限り表彰の対象とするのであれば理解もできるところでありますが、一定の年数を基準として定め表彰の対象とすることには、他の表彰制度がない場合ならばともかく、既に国や県において表彰制度がある中では、あえて条例を改正し、年数を定めて追加する必要性に疑問を感じます。

また、現行条例の第6条第2項においては、第1項に掲げる者に相当すると市長が特に認めた者に対して表彰を行うことができるとされております。市長の裁量で条例に明記されていない者を表彰することは、現行条例の枠組みの中で可能であり、国会議員及び県議会議員について、その功労の表彰を排除するものではありません。

市長は、令和元年東日本台風における本市被害への緊急対応や復興支援への貢献、新型コロナウイルス感染症拡大防止への貢献などを理由の一つとしていますが、東日本台風で受けた被害についての復旧については未だ道半ばであり、新型コロナウイルス感染症についても未だ収束していない状況であります。また、対象となる国会議員や県議会議員の本市への貢献度をどのような基準で判断するのかも明確にされておらず、改正条例の施行日前に要件に該当する者も遡って対象とすることについても、市民理解が得られないと懸念いたします。

しかし、本市に多大な貢献をされた方を表彰することは大切であり、表彰条例が引き続き本市の市政発展につながる表彰制度であることに異論はありません。

現行条例において、市長の裁量の条項を活用し対応する場合には、本市に多大な貢献があったとする特段の理由を明確にして、市の感謝の意を表すべきであることを申し添え、議案第77号 相模原市表彰条例の一部を改正する条例に対しての反対討論といたします。



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