2016年7月29日金曜日

半旗

19人が死亡した「津久井やまゆり園」の傷害事件で逮捕された容疑者についてであるが、自傷他害を及ぼす恐れがあるとの事で措置入院させられていた。
知り合いの方からの情報によると、この措置入院は精神科医師2人で判断し、知事・政令市長が命令するが、解除については精神科医師の判断だけだそうである。
また、退院後のフォロー体制は現在ないとの事である。
措置入院の患者だけではないが、精神科うつ病で年間7000人が自殺していて全国の年間自殺者24000人の3割を占めている。
日本の精神科病院の入院患者30万人は、先進国でもダントツに多いほうであり、WHOからも多すぎるとの勧告が出ている状態である。
地域包括ケアとして医療・介護・心のケア含めて多職種による地域包括的にケアしていくことが社会の要請であり、法律もそうなっている。
ただし、精神科患者への偏見のため地域の受入れ体制は進んでないのが現状だ。
認知症患者も加速度的にこれから増えてくるとの見解もあるため、地方自治体も本腰を入れなければならないと考える。

古内 明 公式HP

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